ブルーアースニュース11月号発行

NPOブルーアースニュース第57号

2019年11月5日発行

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4年に一度じゃない。 一生に一度だ。

 この キャッチコピーで9月20日に始まった「ラグビーワールドカップ2019」。

11月2日、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の決勝戦 「南アフリカ共和国」のつうさん回目の優勝で8週間に亘る熱戦に幕を閉じました。

 日本チームのベスト8進出という、これまでの9回の大会で初めての偉業に、日本全国に俄かラグビーフアンを生み新横浜周辺のパブは通常の3倍(?)以上のビール売上になったとか。確かに外国人のラグビーファンのビールの消費量はハンパじゃなく、スタジアムでは試合開始前からビール売り場は長蛇の列、さらに試合終了後も多くの外国人が買い求め、競技場から新横浜駅までの道すがらも、ビール片手に大騒ぎ。消費税増税も何のその、大きな経済効果を生んだ大会だったようですね。きっと皆さんも日本チームの活躍で、この効果に酔いしれたのでは。

次は東京オリンピック2020で新たな感動を!

 

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11月のトピックス

10月に終わったばかりの「NPOブルーアースのエナジー&エコロジーセミナー」No.15に続き、N0.16が11月から始まります。地球温暖化を考え、プラスチック問題を中心とした環境保全、そして今年も直撃した台風に向き合う防災について

考えてみたいと思います。

 

1.NPOブルーアースの活動

 

(1) 令和元年度(2019年)11月開講・E&EセミナーNo.16 「地球温暖化・環境保全そして防災」の受講者募集中

 温暖化と環境保全の正確な知識の吸収に加えて、頻発する災害への対策をIPCCの考え、気象学からの考えを基に防災・減災をもう一度見直してみようという講座です。実際にCOP会議に参加された講師の経験談や海外論客の考え、現役の気象予報士の生の予報の苦しみ神奈川の海の将来もその専門家よりお話しが伺います。また、地球環境問題が産業界における現実の経営対応、海洋汚染問題で叫ばれる海洋プラスチック問題と多岐にわたるセミナーとなりました。 ご参加をお待ちしています。

HPに講師のプロフィールを掲載しています。 

こちらも参照してください。

   http://bit.ly/2yM8jas

 

第1回 COP24報告と横浜市の取組 

   11月13日(水)15:30~17:30

第2回 地球環境問題と持続可能性  

    11月20日(水)15:30~17:30

第3回 東京湾の水質改善のために

    11月27日(水)15:30~17:30

第4回 地球温暖化と異常気象について 

    12月 4日 (水)15:30~17:30

第5回 海洋プラスチック問題とマイクロプラスチック

    12月11日(水)15:30~17:30

 

会場:かながわ県民センター710号室 

  (横浜駅西口から徒歩5分)

会費:全5回参加希望者;2,000円 

   特定回のみ参加希望者;500円(各回)

お申込み;下記HPより、講座の詳細及び申込フォームから参加お申し込みください。

 ☆ NPOブルーアース ホームページ

         https://npo-blueearth.jimdo.com/

 

(2) 2019年度の理科教室

 

11月以降の理科教室のお知らせ

 

・KISTEC (神奈川県立産業技術総合研究所)の「なるほど!体験出前教室」

 

11/25 横浜市立野庭すずかけ小学校 「虹色の炎」 21名

炎色反応の実験で、さまざまな金属イオンが炎の中で異なる色を出す実験。

 

12/10 秦野養護学校中等部・後頭部  「ソーラーランタンづくり」 12名

光電池による発電を実感し光のエネルギーを知る実験。

 

12/16 川崎市立久本小学校 「ベンハムのコマ」 35名

ベンハムのコマの由来を学び実際に色の変化を観察する。

 

12/16 横浜市泉区立岡津小学校 「バランストンボ」32名

厚紙に印刷されたトンボを切り取り観察台に止まらせて重心について学びます。

 

 

(3) 2019年度オープンサロン開催の予定

・11月以降の予定

 

【11月:御朱印で巡る鎌倉】

 

日時:2019年11月19日(火) 16:30-18:00 

場所:かながわ県民センター 709号

概要:2004年11月よりExcelで記録に残し始めたウォーキングもちょうど15年を迎える。1日1万歩を目標として、年間400万歩越えを続けてきた。そのため毎日いろいろとコースを変えながら歩かないと飽きてしまう。

その中の一つが、鎌倉詣でである。最近、鎌倉を訪問する観光客の中には、御朱印を求めて巡って歩くことがブームになっている。確かにただ漫然とお寺を訪ねていくよりも、決まったコースに従って歩くのは効率的ではある。そこで、信仰心の薄い私も世間の流行の波に乗り、御朱印を頂きながら三十三観音巡りを行った。平成29年4月のことである。さらにこれに気を良くし、その1か月後に七福神巡りも行った。これらを紹介しながら、鎌倉の良さに触れて見たい。

 

 オープンサロンは毎月第3火曜日のNPOブルーアース定例会の後、16:30-18:00に行っており、読者の皆さまどなたでも参加自由な集まりです。テーマも趣味・特技の紹介やら、旅行談議・海外生活経験談、そして最新の技術情報など、NPOブルーアース会員の講演のみならず、「NPOブルーアースニュース」読者の皆さまからの話もお聞かせ頂いている場所です。すでに多くの読者の皆さまのご出席もいただいております。お気軽にご来場いただけることを切に願っています。当日会場に直接お越しいただくことも可能ですが、会場の設営の事情もあり事前に下記へご連絡いただければ幸いです。

 e-mail:info@npo-blueearth.org

 

2.NPOブルーアース 10月の結果報告

 

①令和元年度 E&EセミナーNo.15 施設見学会

「地球温暖化・環境保全・防災 施設見学会」 が終了しました。多くの皆さまのご参加、ありがとうございました。

 今回の見学会は第1回を南本牧第5ブロック最終処分場を予定していたところ、9/13の台風15号が埠頭を直撃、急遽中止となってしまいましたが、10/16にりリスケジュールして開催することができました。受講者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしましたが、全4回の見学会を終了できました。

 皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。

 

②10月の理科教室の報告

・KISTEC (神奈川県立産業技術総合研究所)の「なるほど!体験出前教室」

 

10/28 川崎市立今井小学校 「逆立ちビー玉コマ」

    14:30-15:15 4-6年生 32名

   ビー玉4個をボンドで接着した逆立ちコマ作りでした。逆立ちの原理、重心の移動を実感したり科学の面白さ・工作の楽しさを体感しました。 高学年のクラブ活動授業、理解も高く、熱中して貰いました。

 

10/29 川崎市立宿河原小学校 「踊る水族館」 

 14:30-15:20 34名(4年生;14名, 5年生;15名、6年生;5名)

 50分という短い時間であったため、事前にお願いしていた依頼事項が厳守されておらず、十分に楽しめなかったのが、残念でした。 

 

・神奈川県立川崎図書館

 

10/5 神奈川県立川崎図書館 大人の理科教室 「ブンブン独楽の力学を学ぶ・・・ベンハムのコマもあわせて」

   17名参加(内6名が女性の方でした) 

 お母さん方の参加は予想していなかったので、より楽しい教室でした。皆さん、童心に帰って、工作・実技を楽しんで取組まれました。 

 

 来年もご期待ください。

   

②平成31年度オープンサロンの9月の報告

 

10月:テーマ:「動画と写真で追体験するエベレスト登山」

日時:2019年10月15日(火) 16:30-18:00 

場所:かながわ県民センター 604号

講師:外部講師 中山 岳史氏 (Wonders Adventure 設立 : 奥州市出身 写真家)

後記:人生の最高峰は富士山という普通の登山ファンがエベレストに挑戦したお話、大変興味深く伺いました。

5人のチームで登頂にアタックされ、2人の方が登頂断念。チームのシェルパも凍傷で途中下山。その過酷さに、ただただ驚くばかりでした。プロの登山家でもない氏が語る登頂までのお話。本当に感激しました。

是非、一度聴くチャンスを作られることを、お勧めします。

 

なお、中山岳史氏からのおねがいをお伝えします。ご興味のある方は是非連絡されると良いですよ。

 

「ワンダーズベンチャー」はご参加いただいた皆様からは非常に好評を頂いていますが、大きな宣伝広告費をかけられません。山登りに興味のある方は、ぜひ下記へご連絡ください。参考になる情報をお伝えします。

(連絡される時、NPOブルーアースニュースを見た。とお伝えください)

連絡先;

Wonders Adventure

代表 中山 岳史

tel: 050-5438-2251

HP: www.wondets-adventure.com

Facebook: @wondersadventure

Instagram: @wonders_adventure

 

2) 「NPOブルーアースは、横浜市市民活動推進ファンド(よこはま夢ファンド)の助成

 

よこはま夢ファンドは、社会貢献団体を応援する皆様の寄付で成り立っています。NPOブルーアースは、東日本大震災の被災地、相馬市の小学生のための出前理科教室を6年に亘り続けて参りました。今後もこの活動を継続できますように、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

詳しくはこちらから http://bit.ly/2wBNQEl 」

 

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「コラム」コーナー 瀧本憲一

 

『紅葉と癒し』

 

 今、まさに山間部では紅葉の真っ盛りである。紅葉は落葉樹にとっては身を守る手段であるらしい。葉っぱの色が変わるのは葉に含まれる色素の量が変わる結果である。

 

◆葉っぱが緑色に見えるのは、緑の色素「クロロフィル(葉緑素)」を多く含んでいるせいで、これは、春から夏にかけて光のエネルギーを吸収して光合成という化学反応を起こし、植物の成長に必要な栄養分を作っている。秋になり日が短くなると、クロロフィルが分解されて緑色がうすくなる。①イチョウやブナなどの葉は元々含まれていた黄色の色素の「カロテノイド」の方が多くなり黄色が目立つようになる。②モミジやナナカマドなどの葉では、赤の色素「アントシアン」が新たに作られはじめ、それが増えると赤く見えるようになる。

 こうした紅葉は、寒くなってくると光合成が進まず、光のエネルギーが余ると植物に有害な物質が作られてしまう。「カロテノイド」や「アントシアン」はこれらの有害物質の働きを抑える機能があり、植物の身体を守り、生き延びるのに重要な役割をはたしているのが紅葉であるとのこと。晴れの日が続いたり、昼夜の寒暖差が大きいと、紅葉がよりきれいになる理由は有害物質ができる量が多くなる一方、「カロテノイド」や「アントシアン」の生成も多くなることから、結果的にきれいな紅葉になる。

 

◆人間社会に当てはめてみると、我々は、日々発生するストレスという有害物質によって、苦労を強いられており、このような状況からいかに自分自身や家族を守るか、悩ましい時代に生きている。秋、真っ盛りである。紅葉を見て、心を癒し、和ませ、少しでもストレスから解放され、この季を楽しみたいものである。

 

*参考資料:読売新聞 朝刊「紅葉の仕組み」(2018.10.17)

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