ブルーアースニュース8月号

< NPOブルーアースニュース 第78号       2021年8月5日発行 >

 猛暑の中東京オリンピック2020が開催されています。 コロナの感染拡大の暗いニュースとオリンピックで日本選手が活躍する明るいニュースに一喜一憂する毎日です。 感染症にも留意されながら、この暑い夏を乗り切りましょう。 
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1.NPOブルーアースの活動のご紹介
 (1) おもしろ理科教室・環境教室


・ 8月から12月まで毎月、神奈川・東京を中心におもしろ理科教室・おもしろ環境教室の実施を予定しています。コロナ禍ではありますが、小学生が楽しみにしてくれているので、講師陣も頑張って準備をしていきたいと思います。
・ 今年は東北大震災から10年となりました。 今年も11月に相馬市・南相馬市を訪問する予定です。
(参照)
おもしろ理科教室の実績と予定ページ:https://bit.ly/3i9tOcW
理科教室福島支援のページ: https://bit.ly/3A42iDV

(2) E&E(エナジー&エコロジー)セミナー  
今年、開催を予定しているセミナーです。
 E&EセミナーNo18 (防災)“危険な宅地上の住宅” (2021年10月-11月予定)
 E&EセミナーNo19 (自然保全)“公園・樹林地の整備と保全” (2021年12月予定)
  (*) 今後ご案内や申し込みは、E&Eセミナーのページをご参照ください。
   https://bit.ly/3idwAew
 
(3)オープンサロン
 毎月1回、いろいろな話題を共有するサロンを開催しています。(このところZoom開催が続いています)

<8月オープンサロン>
8月のテーマ:「旧東海道を歩く – 日本橋から箱根八里まで」 
(*) 箱根駅伝や参勤交代を空想しながら、旧東海道を歩きました。 石畳や松並木、街道沿いの寺社等、思い出の写真とともに紹介します。

話題提供: 三竿郁夫(会員) 
日時: 8月17日(火) 15:30−17:00 (Zoom開催)
 
 皆様のご参加をお待ちしています。

(参照) オープンサロンのページ:  https://bit.ly/3c7tkyk
(*) 飲み物(コーヒーやワイン等)を準備され、お気軽に参加いただける無料のサロンです。参加を希望されます方は下記よりお申し込みください。
         https://bit.ly/2Y2rnOC
メッセージ欄に「オープンサロンXX月参加希望」と記入をお願いいたします。
Zoom開催の場合、ネット環境の整った場所からどなたも参加可能です。
参加を希望される皆さまには、後日、WEBリンク、参加IDを連絡させていただきます。  

(4)活動の広報
  NPOブルーアースのホームページ、Facebookページ、Youtubeチャンネルでは、活動の様子や資料の共有を行なっています。 セミナーの資料やオープンサロンの動画もアップしていますので、ご覧になっていただければと思います。

☆ NPOブルーアース ホームページ
     https://npo-blueearth.jimdo.com/
☆ NPOブルーアース Facebook ページ
     https://www.facebook.com/npo.blueearth/
☆ NPOブルーアース Youtubeチャンネル
    https://www.youtube.com/channel/UCZtnWbSvZG33DLZ6T-yTSnA

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2. 横浜市市民活動推進基金 (よこはま夢ファンド)の助成のお願い

 よこはま夢ファンドは、社会貢献団体を応援する皆様の寄付で成り立っています。NPOブルーアースは、東日本大震災の被災地、相馬市の小学生のための出前理科教室を7年に亘り続けて参りました。 今後もこの活動を継続できますように、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
詳しくはこちらから  https://bit.ly/3p1XxX4     
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3. 「コラム」コーナー
『キアシドクガの大発生』
                    西村高志 (会員)
  キアシドクガという蛾がいます。脚が黄色いので黄脚毒蛾です。毒はありません。蛾ですが、外見は白い蝶です。さらに、高い木立の上を集団で舞うので、とても目立ちます。2019年に若葉台公園で初めてみました。数は多くありませんでした。珍しい蛾がいるなあ。
  ところが、翌年の2020年になると、例えば公園の杭の下に、蛹がたくさんぶら下がっています。公園のテーブルの下には、大きくなった毛虫と、蛹、それから蛹から出てきた成虫が並んでいます。次々に毛虫が成長するので、いろいろな形態がずらっと並んでいます。そして木立の上には、大群が舞っていました。
  翌年、今年2021年はもっと大変なことになりました。
多量に毛虫が発生しました。毛虫の食料はミズキやクマノミズキの葉です。公園のテーブルに居たら、そばのミズキから、毛虫が糸を引いて降りて来ます。それもたくさんです。頭上は、糸を引いて降りてくる毛虫だらけです。どうも、ミズキの葉を食べつくして、他の食料を探して降りてきたようです。公園の地面と前の道は毛虫でびっしりです。
  さて、大変と思っていたのですが、しばらくしたら地面の毛虫がいなくなりました。公園のテーブルの下は、昨年たくさんいた蛹がいません。なにより、成虫の数がとても少ないです。
さてどうしてか、想定です。
  1匹のキアシドクガから50匹の毛虫が翌年にでるとします。2019年に数百匹のキアシドクガが発生したとして、2020年には、1・2万匹のキアシドクガが発生します。2021年には、100万匹の毛虫が発生します。ところで、食糧のミズキやクマノミズキは、限られています。2020年の1・2万匹は、食べる食料がありましたが、100万匹の毛虫が食べる食料がありません。たぶん、食糧不足から、蛹にまで成長できなかったようです。
昆虫の大発生を新聞などの記事でみかけますが、若葉台公園は樹林地3ヘクタール、キアシドクガの大発生と消滅がみられる規模のようです。いなくなったキアシドクガはどこへ行ったのでしょう。たぶん、食料のミズキがある場所をもとめて、旅だったのだと思います。
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特定非営利活動法人 NPOブルーアース (横浜市栄区)
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