ブルーアースニュース4月号

NPOブルーアースニュース第74号 (2021年4月5日発行)

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 4月、本来ならこれからが桜本番の季節のはずが、もう横浜でも盛りをすぎ、葉桜の趣になってきました。 記録的な出来事です。東北も満開の便りも届いています。4月と言えば、「花祭り」が思い出されます。降誕会(ごうたんえ)とも言われます。最近はあまり見かけなくなりましたが、我々の子供時代には多くの寺院では花で飾った小さな堂(花御堂)が作られ、釈迦誕生仏像に甘茶をかける儀式が行われていました。花御堂は釈迦の生まれたとされるルンビニの花園を表し、甘茶をかけるのは産湯だということだそうです。釈迦は誕生した時に七歩歩き「天上天下唯我独尊」といったという伝説が残っています。

 その花祭りは4月8日です。

本来なら世の中は入学式、入社式と新しい目標に向けたスタートの4月であるはずがコロナ禍の影響はなかなか解消されません。

NPOブルーアースの活動は、新入会員の参加もあり新たな令和3年度に向けたスタートを切りました。

今年度もよろしくお願い申し上げます。

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1.NPOブルーアースの活動

(1) 2021年度の理科教室

 令和3年度の相馬地域小学校のおもしろ理科教室が「東京応化科学技術振興財団」の助成対象に確定しました。昨年度も同財団より助成を受けましたが、コロナ禍の影響で対面での授業が出来ないため、その助成金の一部を活用してオンライン機器類を導入してオンライン授業の実施を再提案、承認を得られました。対象の小学校でのZoomを活用したオンライン授業は我々の新たな活動として評価を受けることが出来ました。

 令和3年は東日本大震災の10年目の節目ですので、コロナ禍の中ですが対面授業での実施を前提に計画を進めています。

在校生の50%近くは震災後の生まれだそうで、時の流れを感じざるを得ません。各小学校からも対面授業には前向きに検討されており、子供たちとの2年ぶりの再会が実現できるのではと期待しています。

 これまでの10年間の交流をこれからも末長く続けたいと考えています。

 活動の中心である神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)「なるほど!体験出前教室」の2021年度の講師募集が始まりました。

 NPOブルーアースからは6人の講師、15件を応募しています。

 各小学校からの要請件数によりますが、今年度も子供たちとの交流を楽しみにしています。

 これ以外にも、県立川崎図書館の「大人の理科教室」や、赤羽文化センター、西尾久ふれあい館などの公共施設での理科教室も順次日程が確定しており、今年度も継続して実施します。

(2) 2021年の エナジー&エコロジーE&Eセミナー  

 オンラインでの施設見学会と、これに加えて関連講座を組み込んだ、新しいタイプのセミナーを検討しています。

 秋頃にはお知らせ出来ればと考えています。

(3) 2021年Zoomオープンサロン

  4月30日(金)14:00-15:30

  テーマ「プラスチック廃棄物管理問題と環境への影響」

(*)プラスチック廃棄物管理対策の経緯や問題の捉え方、特に海洋プラスチック、マイクロプラスチック、レジ袋有料化、プラスチック資源循環促進法などについて説明します。 

   講師:猪股勲(会員)

  5月25日(火)14:00-15:30

テーマ「神奈川県周辺の地形・地質と災害」

   (*) 神奈川県とその周辺の地質土地系の成り立ちを紐解き、地盤災害について説明します。

   講師:小倉章氏 地盤品質判定士会神奈川支部幹事

 6月 日程は未定。決定次第このブルーアースニュースでお知らせします。

  テーマ「幕末における由利公正の経済政策について」

    〜日本を近代国家に導いた富民富国の思想と実践〜

    (*) 税制の近代化に貢献し、日本が東洋で最初の近代国家となる道を開いたまさにその功労者であった由利公正についてお話しします。

   講師:山田喜代信(会員)

  是非、皆様のご参加をお待ちしています。

ネット環境の整った場所であれば、どなたも参加可能です。

事前にPC、スマホ、タブレットなど、Zoomアプリをインストールなど、準備をお願いいたします。

  参加を希望されます方は下記よりお申し込みください。

https://npo-blueearth.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%95%8F.../

 *メッセージ欄に「オープンサロン3月参加希望」と記入をお願いいたします。参加を希望される皆さまには、後日、WEBリンク名、参加IDを連絡させていただきます。コーヒーを飲みながらというのがコンセプトですので、お茶を準備されお気軽にご参加ください。ビールを飲みながらの方も大歓迎です。

NPOブルーアースは、横浜市市民活動推進ファンド(よこはま夢ファンド)の助成についてよこはま夢ファンドは、社会貢献団体を応援する皆様の寄付で成り立っています。

NPOブルーアースは、東日本大震災の被災地、相馬市の小学生のための出前理科教室を6年に亘り続けて参りました。

今後もこの活動を継続できますように、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

詳しくはこちらから http://bit.ly/2wBNQEl 」

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「コラム」コーナー」 (中村信武)

  やたらに多いカタカナ語、外国人にも通じますか?

  オーバーシュート、ロックダウン…。新型コロナウイルス感染症に関するニュースでは政府関係者や専門家会議から、聞き慣れないカタカナ語が飛び交う。なぜ、分かりやすい日本語で表現しないのか。こんな疑問を持たれる方は多いのではと思います。

 さて、コロナ禍の中で頻繁に用いられるカタカナ語には、どんなものが?

オーバーシュートとは「行き過ぎ」とか「的を外す」など、金融市場で使われるのが本来の意味で、「爆発的に患者が増えること」と解釈する意味で用いられていますが、英語としては通じないないそうですよ!ロックダウンは通じるようですが、英語ではunderなどの前置詞が付くようです。これ以外にもたくさんあります。

  ステイホーム、ソーシャルデイスタンス、クラスター、テレワークなどなど。

最近では、「サーキットブレーカー」という耳慣れないカタカナ語も使用されています。意味がわからず、ネットでその意味を調べてみました。「一定の条件を満たせば自動的に対策を強めること」とありました。

  本来は経済用語で、株式市場で価格が一定以上に大きく変動した場合に、混乱を避けるために自動的に取引を一時停止させることから来ているそうですが、コロナ専門家たちがこれを転用して、コロナ対策の新たな手法という意味で用いられています。日本人に通じていない。更に外国人からも意味がわからないという声も上がっているとか。こんなことを考えていたら、ふと若かりし時代にアメリカ人との会話の場面を思い出しました。きっと皆さんも同様の苦労をされたのではと思います。

 

毛沢東 日本人の多くはモウタクトウという読み方しか知らず、アメリカ人からマオ・ツォートンと言われて、

お互いにチンプンカンプンでした。更に英文でMao Zedongと書かれていても読めない、誰のことだかわかりませんでした。

周恩来もシュウオンライはチョウ・エンライ(Zhou Enlai)、 習近平・シューキンペイはシー・ジンピン(Xi Jinpong)です。

カタカナ語は主として英語という理解、改めないといけませんね。   

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