NPOブルーアースニュース第95号 2023年1月5日発行
新年明けましておめでとうございます。
昨年のスポーツ界ではたくさん話題がありました。その中でサッカーW杯・カタール大会では世界中並びに日本中が湧き上がり、見ごたえのある試合が続き、日本チームは残念ながらもう少しで手が届きませんでした。地球温暖化はあらゆる面に影響を与えております。新型コロナ禍に打ち勝って、今年は少しでも希望が持てる年にしたいものです。
【理事長 持田典秋の新年のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
NPOブル―アースは、今年丁度区切りの創立20周年を迎えます。2003年9月に呱々の産声を上げたNPOブル―アースにとって、20年間は様々なことがあり、一時はかなり苦しかった状況から何とか抜け出し、迎える事のできた成人式です。
創立当初のメンバーで残っているのは4名です。それでも新たに加わったメンバーの活躍もあって、大きな2本柱の1本の理科教室は、国内での活動のほかに、初めての試みとして、タイにおいても貧しい子供たちを喜ばせることができました。もう1本のE&Eセミナーは、従来のエネルギー、環境に加えて【環境➡温暖化➡自然災害➡防災】の関連で防災も取り上げるようになりました。オープンサロン、ブル―アースニュースもメンバーが交代で実施しております。
今年もさらなる活動領域を増やすべく、一同前向きに進んでまいりますので、外部からのご声援やご支援よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって、今年が良い年となることを祈念しております。
令和5年 元旦
NPOブル―アース理事長 持田典秋
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【NPOブルーアース活動の紹介】
1. おもしろ理科教室/環境教室
1) 11月、12月の理科教室の実施報告
・横浜小菅ヶ谷小(11/29) ソーラーランタン、科学クラブ27名
・川崎東菅小(11/30) 虹色の炎、科学クラブ 28名
・県立瀬谷養護学校大和東分教室高等科(12/2) スライム、高等科1,2年17名
・川崎片平小(12/12) スーパーロケット 、科学クラブ 26名
2) 1月の理科教室の予定
実施予定はありません。
(*) 2023年度相馬地域の小学校でのおもしろ理科教室実施の検討会報告
2023年度相馬地域の3つの小学校でのおもしろ理科教室実施に
関する
検討会を開催しました。
・相馬市立桜丘小学校、新地町立駒ケ嶺小学校、
南相馬市立小高小学校
・実施時期は、6月末の3日間の予定
・参加する児童数は、約420名
2. E&Eセミナー
E&EセミナーNo.21(防災・2022)は終了しました。
・テーマ:
「防災の視点から環境問題を考える」
・実施日程:11/24、12/8、12/15の3回、
各回ともZoomのオンライン会議で実施しました。
・参加者:各回とも約40名余で、
累計で約140名の参加がありました。
・主催:NPOブルーアース、地盤品質判定士会神奈川支部、
地域国土強靭化研究所の
3団体が共同で実施しました。
・第1回(11/24) 「地盤災害を中心に防災・減災を省みる」
・第2回(12/8) 「「市民相談」の実践 &「旬な話題」の提供」
・第3回(12/15) 「災害・防災を環境問題の中で位置づける」、「
本セミナー全体のディスカッションと総括」
(参照)E&Eセミナーのホームページ
https://bit.ly/3idwAew
3. オープンサロン
<1月の予定 >
テーマ:
「オートファジーによる健康管理」
・ 日時:2023年1月16日(月) 16:00~17:30 (かながわ県民センター)
・ 話題提供者:持田典秋(会員)
最近、何となく惰性で空腹感もないまま食事を摂っていたが、
友人や弟までが食事は1日2食にしていると聞いて、
それもありかなと思っていた。だが食べることが好きなので、
2食にするのは抵抗感があった。しかし、
家人から紹介されたYouTubeで「プチ断食」
がかなり流行っていることを知り、
それがノーベル賞を受賞した大隅教授によって脚光を浴びたオート
ファジーの働きと関連することを知った。家人の協力の下、
4月末から一緒に2食の生活を始めた。
オートファジーとその効果や2食生活による体調変化の経過の状況
を簡単に報告する。
※ふるってご参加ください。
ご希望の方は下記よりお申込みください
http://bit.ly/2y2rnoc
メッセージ欄に「オープンサロンXX月参加希望」
とご記入ください。
※オープンサロンの後、有志で懇親会を行う予定です。
(参照)オープンサロンのホームページ:
https://bit.ly/3c7tkyk
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「コラム」コーナー
『鎌倉時代に京都人がオーロラを見た』
瀧本憲一(会員)
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
が昨年12月に終了したが、
鎌倉時代にオーロラが日本で観察されたとの研究結果が出された。
鎌倉時代の歌人・藤原定家が日記「明月記」に2月(1204年)
の京都の夜空に「赤気せっき」(空に赤い光)が現れ、「
山の向こうが火事のようだった」との記述がある。
◆この現象を裏付ける研究結果が国際科学誌に掲載された。国立極地研究所などの研究チーム(片岡龍峰准教授ら)は世界各地の地層に残留する地磁気のデータなどを基に、オーロラ帯の3000年分の変化を計算し、コンピュータで再現した。この結果、オーロラが「明月記」の「赤い光」の目撃時期と合致し、オーロラ帯の位置が1200年頃約1000km南に移動し、日本に最も近い時期だったことが分かった。
◆オーロラは、太陽から噴出した粒子が地磁気に沿って地球に降り注ぐ際に大気が発光する現象で、北半球では、北極点を中心にオーロラ帯が現出するが、地球の歴史でみると時代によってはその位置が変動してきているようである。
◆1200年頃オーロラ帯が日本に近づいた時期に、激しい太陽活動が起こり、日本列島の各地でも観察されたと思われるが、文化の中枢の地の京都であったた
め、藤原定家が日記「明月記」に記述し残せたと考える。
◆現代において、同じような現象(磁気嵐)が起こったら、日本も含めて世界中の通信網、停電など電気系統は大混乱を起こすのではないだろうか。オーロラ帯の位置の変化はどのくらいの時間をかけて移動したのかは分らないが、地震のようにいつ起こってもおかしくはない現象であるので、それに対する対策を備えておく必要がありそうだ。
*参考資料:読売新聞 夕刊 (2021.9.17)
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